「重要度=成果」と「緊急度=リスク」の大小を比べで分かる判断力


成果とリスクのマトリックス

リスクを負ってまでスピーディーに物事の判断を下せるかどうか。この判断力は、私たちが成功する上で重要なスキルです
 
そもそも判断、意思決定において考えなければいけない基準は、「得られる成果がどのくらい大きいか」「どんなリスクがあるのか」の2点に絞られてきます
 
そこで、第1象限から第4象限を、成果とリスクに置き換えて比べてみます
 
 

第1象限:成果は小さく、リスクは小さい

 
【第1象限:成果は小さく、リスクは小さい】
時間をかけるまでもなく、やるやらないの判断を自分で決めることができるのが第1象限です。第1象限の特徴としては、一方を選択すれば他方を手放さなければならない、という関係性が生じます
 
例えば住宅事情を想像してみてください。「住む」ということは、生活する上で緊急性があり重要なことです。しかし駅から近い、という利便性を選択すれば、家賃は高くなります。逆に駅から遠くてもいいのであれば、広い間取りの快適性を手に入れられるかもしれません
 
この二つの選択は生死に直結している訳ではありません。今回はこちらを選ぶけれど、次回は他方を選択できるのです。成果は小さく、リスクも小さいのです
 
 
 

第2象限:成果は大きく、リスクは小さい

急ぐ必要はないけれど、適切な判断を下すことで、他者との成果の違いを示せるのが、第2象限です。特徴としては、他の3つの象限は、黙っていても向こうからやってきますが、この第2象限だけは、自分から掴みにいかなければ手に入りません
 
例えば、入社5年目で、転職すべきかこのまま今の仕事を続けるべきか悩んでいるとします。いまは転職する必要はないのです。しかし将来、自分で起業したい・独立したいという願望を持っているのであれば、違う環境で経験を積む必要があるかもしれません
 
手に入れたい成果(願望)から逆算して、自分が進むルートを選択していける。今のうちからルートを知っておくことで、リスクを最小限に回避できるのです
 
 
 

第3象限:成果は小さく、リスクは大きい

人から依頼された仕事やグループで役割が回ってきます。一見、これをやらないと周りに迷惑がかかってしまう、なんてことが頭をよぎります。そうすると、判断を誤ってしまうのです
 
少し冷静になって、俯瞰的な視点で捉えてください。その仕事、本当に必要ですか? 第3象限の特徴は、周りの目を気にしてしまい、惰性や思い込みで起こっている可能性が高いのです
 
ここでいうリスクは、目の前の事象に対するリスクではなく、それを「重要」と思い込んでしまい、実はもっと重要なことを見落としているリスクです。周りに流されるのではなく、明確な目的を元にした判断力が問われます
 
 
 

第4象限:成果はなく、リスクは大きい

4つの中で、一番面倒なのはこの第4象限です。「何」が面倒なのかと言えば、これは今までの自分の傾向が如実に現れてくるからです
 
今日はがんばったのだから、もう一杯飲んでいいかな
今週の自分へのご褒美に、食べちゃおうかな?
前の晩が遅かったから、もうちょっと寝てていいかな?
 
自分で決めた約束はどこに行きましたか?!_www
 
ここで持っていたい判断のポイントは、そのままこれまでの傾向に流された自分と、「お酒は何杯まで」「糖質制限する」「毎朝何時に起きる」という、自分との約束を守った時の自分、どちらがなりたい自分ですか?ということです
 
あなたなら、できます!!
 
 
 
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