選択を間違えないための5つの視点
選択を間違えないための対比の視点
プライベートでもビジネスでも、日々「選択」 が求められてきます。特に経営者は、 常に選択や意思決定を求められます。デキる経営者は、 部下やメンバーからの提案に対して、瞬時に判断を下すために、 常に対比の基準を持っています
私は多くの経営者と接する中で、 デキる経営者ほど意思決定が早いと実感しています。 では彼らはどのような視点で物事を捉え、 判断しているのでしょうか
何を見て、判断材料にしているのか。これからの人生において、 常に意識しておきたい視点を整理してみます
「外的環境」の視点
私はエステサロンをやりたいんです。なぜなら、 女性をキレイにするのが大好きだからです!なんて言っても、 果たして事業として捉えたときに、成功するとは限りません
事業計画書を作成する際、 自分がやりたいことだけを書き出してしまっては、他者からの、 特にビジネスを知る専門家からは賛同を得にくいものです。 ただ自分でやりたいだけでレッドオーシャンに突入すれば、 ライバルたちとの過酷な競争に飲み込まれてしまうからです
そこで私は、 社会の状況や人々の傾向を推察する視点で捉えてみます
今政府は経済を活性化するためにこんなことを考えている。 であれば、その時期に人々はこう動くだろうな。 ここはチャンスだなとか、こんな切り口でやるといいかも!とか
つい時間に追われていると自分中心で物事を見がちです。 しかし手元だけでなく、 ちょっと後ろに下がって広い視点で捉えるだけで、 対象物の横や後ろの方にも目が行くようになるのです
「時系列」の視点
「日本の年金は危ない、怖い!」なんてテレビなどで聞くと、 裏で何か魂胆があって言ってるんだろうか?と勘繰ってしまいます
年金に限らず、お金の相場は、 短期に見れば変動があるのは当然です。 しかし長期的に捉えれば安定していくのです。 そして日本の年金においては確実に上がっています
これが、時系列の視点で捉える準備です。つまり、 昨日や1週間前ではなく、5年10年の過去までさかのぼり、 今と比較してみることです
そうすることで、どのような傾向があるのかが見えてきます。 最適なタイミングはいつなのか、 最小のリスクしか追わない判断のポイントはどこなのか、 見えてきます
「標準」の視点
「普通は嫌だ!」と言いながらも、私たちは日常で、普通、標準、 に合わせて生きています
50歳男性で、身長が180cm以上ある場合、標準体重は「 72kg」それよりも体重が多ければ、太っている。 でも筋肉量が多いので、+5kgくらいが適正かな、とか
この標準を目安にすることで、食生活の目安や、 ダイエットなどの行動の基準にしています
これはビジネスにおいても同じです
自分はWEBマーケティングが苦手だ、と思っていても、 同ジャンルの標準から比べたら、デキる方なのかもしれません。 まずは標準を知ることです。そこから自分の強み、 弱みを分析していきましょう
「標準」の視点
【「過去」から振り返る】
「自分の強みってなんだろう?!」 誰よりも長く見ているはずなのに、 なぜ自分のこととなると分からなくなってしまうのでしょうね? 本当に不思議に思います
そんなときは、 これまで自分がやってきたことを書き出してみましょう
子どもの頃はどんなことに熱中していたのか、
学生の頃にハマったことは何だったのか、
社会人になってから、何を身に付けたのか…
ここでの視点で重要なのは、「できたこと」です。「 できなかったこと」を聞いているのではありません。 できたことを書き出してみてください
書き出したものを掛け合わせれば、 必ずあなただけのオリジナルが完成するはずです!
書き出したものを掛け合わせれば、
「理想」とのギャップ
デキる経営者ほど、会社をどうしていきたいのか、 この先にどんなビジョンを描いているのかを雄弁に語ることができ ます
同業界、同ジャンルの標準値と比較するのではなく、 理想とする企業や、その企業の在り方と自分たちを比較し、 足りない部分は何なのか、逆に生かせる強みは何なのか。 現在地と理想のギャップを明確にしていきます。 そこから次の意思決定をしていくのです
理想とかけ離れているから落胆するのではありません。 落ち込むくらいなら、目指す道に向けて、経営者が学ぶことです
学びを止めないこと
デキる経営者は物事の選択、意思決定に時間をかけません
起こっている事態の判断に、 どの視点で望むかを瞬時に見極めること。 重要なのは自分の主観ではなく、 周りのメンバーが納得する客観的な視点が、 意思決定の裏付けとなることです
そしてもう一つ重要なこと。それは失敗を恐れないことです
そのために経営者は日々学び、自らを鍛えていくしかありません。 学びを止めた経営者に人は付いてこないのです
“一家に一法人” どころか “一人一法人の時代”
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