水曜日にガンバる住職ガンバらない住職に会ってきた
こんにちは
Facebookファンメイクコーチ
出村 嘉章です
昨今、
テレビのバラエティやクイズ番組で
「お坊さん」「住職」を
良く見かけるようなりました。
「ぶっちゃけ寺」的な
僧侶、お寺の冠番組までありましたね^^
日本では
コンビニ「56,000軒」に対して、
お寺の数は「77,000ヶ寺」も
存在しています。
コンビニよりもお寺の数が
2万軒以上多いのです。
みなさん、
そんな印象ありましたか。
「印象がない」と感じる人の方が
多いのではないでしょうか。
それだけ現代の私たちと
お寺との関係性は
疎遠になっているのです。
原因は私たちの
「仏教離れ」でしょうか。
私はそうは思いません。
お寺だってビジネスです。
それなりの企業努力をしていかないと
生き残れないのは当然です。
まだ危機感を持っているお寺は
良い方です。
最悪なのは、
村の人が亡くなったことを良いことに
やれ、
戒名代だ、
法要代だ、
納骨代だ、と
ここぞとばかりに吹っかけてくる
田舎の寂れた寺の住職です_怒!)
私のメルマガ読者の中にも
お祖父ちゃんお祖母ちゃんが
お亡くなりになり帰省した際に
お父さんお母さんと、
「お坊さんへのお布施が
100万かかったよ」とか、
「何でうちのじいちゃんの戒名、
あ〜なったんだろう?」とか
そんな会話したことありませんか。
お坊さんと日ごろから会話していたのは
お祖父ちゃんの世代まで。
残された家族は一方的に戒名を決められ、
良くわからないお経を唱えられ、
はい“いくら”です、と言われても
払いたくないですよね!!
これだけ理解、認識不足のまま
当たり前のように進められる
ビジネスは
稀なのではないでしょうか。
もちろん、
僧侶や住職が全てそうではないと
承知していますが、
前述のような人たちがいることは
確かです。
そう、お坊さんたちは
説明不足過ぎるのです!
だからこそ、
我々残された家族に不満が残るし、
お寺離れが進んでいくのです。
お寺離れが進めば、
当然お寺としては「売上」が
上がらなくなります。
通常の売上が減ってきたのであれば、
そりゃー、お坊さんだって
テレビに出て宣伝したり、
副業しないと、
食べていけないのが実情なのです!
今日、私は
天台宗派 本寿院:三浦 尊明 住職の
「戒名は自分で付けてもいいですか?」
というタイトルの
セミナーに参加しました。
先ず結論から言います。
三浦住職は「ガンバっている」住職です。
現代の人たちに対して、
真摯に仏教の啓蒙活動をされています。
「つちぼとけ」というお地蔵さんを
供養のための全国に向けて
布教、販売しています。
(布教は慈善事業ではできません。
胸を張って販売し続けて欲しいです)
セミナーを日本全国、
これまで70回以上も開催しているそうです。
本も執筆されています。
そして何より、
セミナータイトルにもあるように
「生きているうちに戒名を付けましょう」
という活動を広めています。
1.戒名を付けるにはお金がかかる
2.戒名は無くなってから付けるもの
3.戒名はお坊さんが付けるもの
そう思ってる人は
多いのではないでしょうか。
順を追って解明していきます。
先ず1.
相場は50万、100万は
ザラに聞いたことありますよね。
由緒あるお寺にお願いし、
「位の高い」戒名を授かるには
「350万」くらいかかるそうです_驚!
しかしあくまで相場です。
三浦住職はこれを
「3万」で請け負っています。
次に2.
そもそも戒名は
「生きているうちに授かるべきもの」
なのだそうです。
返って生きているうちに決めるからこそ
延命長寿を願うことになるそうです。
ここも当たり前が崩れます。
そして最後に3.
お坊さんが決めなければならない、
という法律も規制もありません。
極端は話、
誰が決めたっていいのです。
但し注意しなくてはならないのは、
納骨する際、
お寺が受け取ってくれるかは別です。
一周忌、三回忌に
お坊さんがお経を唱えてくれるかは
相談しなければなりません。
だったら、
私の骨は大好きだった海に散骨してください!
という人が増えてくるのでは
ないでしょうか。
このままお寺が
企業努力を怠れば、です。
もっとお寺が
「戒名を生前に付けましょう」
「そのための相談に乗りますよ!」と、
門徒を広げれいいのです。
そんな話や会話が、
Facebookのイベントページに
上がってるのを見たことがありません。
私ほどFacebookと
毎日にらめっこしている人間が
見かけていないのです。
普通の人はさらに見ていないはずです。
それが企業努力という
モノではないかと思います。
ある経済学者が言っているそうです。
30年後、
お寺の数は半減するでしょう、と。
いえいえ私が断言します。
半減するのに30年もかかりませんよ!
しかしそうなって
良いのではないでしょうか。
三浦住職にように、
ガンバる住職はお客様から選ばれる。
ガンバらない住職は淘汰される。
お寺の業界にも、
一般社会のマーケティングは
当てはまるのです。