「新人類」vs「デジタルネイティブ世代」


「新人類」vs「デジタルネイティブ世代」

 
1990年代後半から2010年頃に生まれた人たちは「ジェネレーションZ世代」と呼ばれています。その中でも2000年以降に生まれた人たちは「デジタルネイティブ」と呼ばれ、物心ついた時からスマホやタブレットに慣れ親しみ、コミュニケーション方法や価値観において、他の世代とは違った特性があると言われています
 
 
 
1960年代以降に生まれた私たちは「新人類」と呼ばれ、かつては先輩たちから価値観、行動の違いを揶揄されました。このような世代ごとのギャップはどの時代にも起こってくるのです
 
 
 
今後ますます社会をリードしていく“デジタルネイティブ世代”に能力を発揮してもらい、活躍を促すことは、彼らの先輩に当たる“新人類”な私たちにとって欠かせない課題です。生活を取り巻く環境やツールの進化を見据え、世代間のギャップを理解すること。“デジタルネイティブ世代”の特性を把握しなければ、これからの成功はありません
 
 
 

本物志向

 
デジタルネイティブ世代は一見するとネガティブなイメージを持たれがちです。よく言われる一つ目が、「インターネットを通じて人と知り合うことに無防備」ということです

 

しかし必ずしも“無防備”ではありません。彼らは立場や肩書きに左右されることなく、外見的なイメージにも捉われず、物事の本質を見ようとしているのです
 

さらに経済的な価値よりも、社会貢献など、持続可能な世の中になることに強い興味を持っています。自らが行動するモチベーションがお金や収入になく、人のため、社会のために行動できることに価値を見出します。デジタルネイティブ世代は、周りに流されるのではなく、自らの価値基準に従って選択できる強さを持っています

帰属志向の強い”新人類”とは、その点が違うようですね
 
 
 

フラットな関係性

 
デジタルネイティブ世代のもう一つの特徴として、「対面でのコミュニケーションが苦手」と思われがちです。その一つの要因として、インターネットの世界観で育ってきたから、と思われがちです
 
 
しかし実情は、新人類世代の親の背中。タテ社会の組織構造で、上意下達の人間関係を見てきたから、そんな親が生きてきた人間関係を好まない。という傾向があるように感じます
 
 
デジタルネイティブな彼らは、タテ社会を否定している訳ではありません。しかし年齢や経験だけが重視されるのではなく、フラットで対等な関係性のなかで互いに認め合い、成長していく環境を求めているのです
 
 
 

デジタルとの相性

 
デジタルネイティブ世代についての特徴として言われる3つ目として、「何事もネットで検索する」ということがあります。実際に小学生ですら、「Googleで検索する」「YouTubeで学ぶ」は当たり前になっています
 
 
この一連を「自分の頭で考えない」と片付けてしまうのは軽率すぎるように思います。新人類の時代の情報源はある一定に限られていましたが、デジタルネイティブ世代の情報源はネットです。情報量は圧倒的に違います
 
 
さらに目を見張る特徴としては「情報検索能力の高さ」です。自分が得たい答えとつながるワードに瞬時に分解し、さらに別のワードとして置き換えるスペックは、この世代のなせる技です
 
 
まだ気付いていない彼らの才能を未来に紐付けてあげられるのは、新人類の役割です
 
 

持続的居場所づくり

 
デジタルネイティブ世代は、社会に対する自分の存在意義、価値を模索しています。特にキーワードは「サステナビリティ」です。この視点が、自分の行動範囲の中で存在価値を見出してきた新人類と大きく違う点です
 
 
一般的にサステナビリティというと、環境や社会、経済における持続可能な考え方を指しますが、デジタルネイティブ世代は、いつしか自分の持続可能な居場所を探すようになっています
 
 
社会に対して自分はどのような役割を担えるのか、どのような価値を提供できるのか。そしてそこに自分の長期的な居場所はあるのか。新たな社会構造の変革は、彼らに考えるきっかけを与えています
 
 
 

自立成長

いつの時代も成功者や先人から問われることは、
 
・何のために生きるのか
・何のために働くのか
 
という目的意識です。目的は人生に意味を与え、高いモチベーションを維持してくれるからです
 
新人類は目的に向かう現状、環境が少々違っても、「なにくそ!」と行動に移すバイタリティを持っていました。しかしデジタルネイティブ世代は、目的や自己成長に合致したスキルや専門性が得られないと、モチベーションを発揮しません。興味や関心のないことには顕著に消極的な姿勢を示します
 
 
デジタルネイティブ世代がモチベーションを高め、能力を開花させていくためには、直接に関わるのではなく、周囲でサポートしていくようなフォロワーシップが必要になっていきます

 

 

 

 

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