自由が丘セレブが集まる人気セレクトショップ オーナーが語る、お客様から選ばれるとっておきの秘訣とは
ファッションで食べていこうと思ったら、
儲けようと思わないこと!
こんにちは
Facebookファンメイクコーチ
出村 嘉章です
まだ外で話すにはちょっと肌寒いかな、
という平日の午前中
それでも晴天に誘われて、
カフェのテラスで
お話しを伺う時間を頂きました。
自由が丘の人気セレクトショップ
「エッグノグ」オーナー
山口 みゆきさんです。
「どうですか、
最近のファッション業界は?」
の問いに対して。
「ファッションは儲からない!」
開口一番。
山口さんの一言は、
予想通りの言葉でした_笑!
山口さんのお店は
自由が丘駅の南口にあります。
通りに面しているとはいえ、
決して目立つ立地ではありません。
それでもこのお店だけでも
18年続けられているそうです。
自由が丘と言えば
「住みたい街ランキング」で
毎回上位にランクインされる街です。
“おしゃれ”
“スウィート”
“かわいい”
といった形容詞が思いつく街です。
飲食店(スウィーツ屋さん)はもちろん、
都内の主要駅に比べて、
ブティック、美容室の
割合が高い街でもあります。
だからこそ
この街に集まる人たちは、
“おしゃれ”を自負する人たちが
多いことで有名です。
そんな自由が丘。
飲食、美容、ファッションのお店の
栄枯衰退のサイクルも短いのです。
地域の人に愛される名店は老舗。
外からお客様を呼ぶ人気店は行列。
有名パティシエのショップは混雑。
しかしちょっとでも
お客様の気に削ぐわなければ、
たちまち客足は遠のいて行くのです。
話を山口さんのお店に戻します。
山口さんのブティック
(今どきこの呼び方は
通じるのでしょうか_^^;)は、
そんな自由が丘にして、
18年も続いているのです。
前述したように、
決してロケーションに恵まれている
訳ではありません。
山口さんの手前、
リップサービスで言う訳ではありません。
理由としてこのお店「エッグノグ」
私が妻の洋服を見立てる時、
いつもプライベートで利用している
お店なのです。
また説明が長くなってしまうので
詳細は省きますが、
私は文化服装学院を卒業し、
アパレル・ファッション業界で
10年に渡る社会人経験を積みました。
何より洋服が好きなのです。
そして“うるさい”のです_笑!
(デザイン、素材、カラーは当然ながら、
縫製、仕立てにも
チェックが細かいです_^^;)
妻、愛娘の洋服は、
基本、私が選びます。
その妻の洋服選びの御用達が、
山口さんのエッグノグだったのです。
私たち夫婦が買い物に行った時は、
妻は着せ替え人形状態です_笑!
私があ〜だこ〜だと注文を付けたり、
「これ好きじゃない!」と、
ハッキリと切り捨てます。
ですから私が行った時などは、
「あ、またあの男の人が来た!」と
思われていたと思います。
それでも、
「この服、
こんど妻に買いに来させるので、
取っといてください!」
と取り置きをしてもらったことも
一度ならず…。
社員さんはみなさん
気持ちのいい方々ばかりで、
そんな私のことを
ちゃんと取り扱ってくれます_笑!
そして、
私の意見を聞きつつも、
妻のワードローブや生活習慣に効かせた
新着のアイテムを揃えてくれるのです。
我が子が生まれるずっーーと前からの
お付き合いが為せる人の変遷が、
ショップという空間の中に
凝縮されている気がします。
既に10年以上も
そんな付き合いのあるオーナー:山口さん。
しかしこうしてきちんと座って
お話することは初めてでした。
山口さんはファッション業界一筋、
筋金入りの「洋服好き」です。
自由が丘という街が大好きなだけでなく、
この街からも、
この街を行き交う人からも
愛されています。
何よりこの街に集まる
セレブな女性たちから
一目置かれている存在です。
その一挙手一投足ならぬ、
街を行く装いが、
自由が丘のヒットチャートなのです。
臆面もなく言わせて頂けるのであれば、
自由が丘という街を体現している存在
と言っても過言はありません。
(ご本人も自覚しているでしょうね^^☆)
「住みたい街」ランキング1位の街、
「自由が丘=山口さん」が言うからこそ、
「ファッションで
食べていこうと思ったら、
儲けようと思わないこと」
が重みを増してくるのです。
ではなぜ山口さんは
セレクトショップという形態に
こだわっているのでしょうか。
答えは明確でした
「自分の世界観が表現できるから」
一見すると、
デザインしたり、
オリジナル商品を作った方が
自分の世界観を表現できるのでは?と
思われるかもしれません。
しかし「作り手」になってしまうと、
商業ベースに乗せるまで、
自分の作りたいモノだけ作ることが
出来なくなってしまうのです。
だから自分の好きな洋服、小物を
「集める」ことで
世界観を表現する方が、
理に叶っているのです。
誤解のないように申しておきますが、
オーナーだからといって、
お店の洋服を
勝手に着ることはありません。
「買う」のです。
そんな訳で
「お金が貯まらない」そうです_笑!
しかし
「買う」という感覚を
忘れてしまうと、
お客様の気持ちに立てないのです。
飲食店のオーナー然り。
私の知っている
人気店のオーナーさんは全て、
“身銭を切って”
他のお店を食べ歩いています。
この研究心なくして、
人気店は継続できていかないのです。
山口さんの場合、
それだけでもまだ足りていないのです。
せっかくカッコいい服を集めても、
他人が羨むカッコ良さで
着こなしていなければ、
マスターベーションに終わってしまいます。
洋服が映える場所に出掛けていく。
センスを共有できる人たちと出会う。
洋服を着こなせる体型を維持する。
一切の妥協を許さないストイックさ故、
周りに人が集まってくるのです。
山口さんはハッキリと言い切ります。
「私のお店で扱っているのは
洋服だけではありません。
会話、雰囲気、商品、
その一体感がサービスなのです!」
決してお客様や時代に迎合しない、
見つめる先は自分の信じたモノ。
洋服に必要のない
華美なインテリアは求めていません。
スタッフとのコミュニケーション、
集まるお客様の目利き、
自身の生き方さえも
そこに人気店の創造主が持つ
ポリシーを見ました。
起業を目指すビジネスマンの手引書
「ファンメイク カレッジ」
ファッション編
近日お届けします!
山口 みゆきさんのお店
「エッグノグ」自由が丘
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