サービス業界に未だかつ存在する矛盾

私は前職の人材派遣会社を経営していた時、
3,300人以上の求職者に
お仕事を紹介してきました。
企業の採用条件から漏れた人たちに対して、
雇用の受け皿となる「コールセンター」の経営。
〝手に職〟を付けるため
「整体師」としての育成・派遣事業。
アパレル企業とファッション専門学校に働きかけ
「産学連携」の活動…等々。
企業で必要とされる
人材の育成を担ってきました。
そんなあるとき
整体師の若者が言いました。
「昨日、彼女の実家に挨拶に行ったのですが、
彼女の親が『整体師』ということで
結婚を許してくれませんでした。
どうしたらいいでしょうか…」
小売店の店舗視察に行った時です。
店長:
「先月も売上目標は
達成しているじゃないですか!」
本部マネジャー:
「うるさい、本部の言う通りにしろ!!」
サービス業界において
企業の売上を創っているのは彼らです。
お客様と直接関わり、
感謝されているのは現場の彼らです!
未だかつて存在する
バランスの不公平さと継続の不安定感…
なんか低く見られていませんか、
サービス業、販売業に従事することを。
常識を覆す〝当たり前〟を持ちたいものです。
持っていないならば、
創り出していけばいいのです!
某ファッションブランドでは、
店側が商品開発に主導的な立場にあるそうです。
販売員は商品の販売に責任を持ち、
結果、売上は毎月右肩上がりです。
そして販売員の給与、待遇は改善され、
今やそのブランドの社員の目標は、
「旗艦店の店長になること」
になったそうです。
この常識の変化は、
企業、社員、そしてお客様、
三者がWinーWinになっています。
サービス業界における変化の波を創り出し、
その波に乗るのは、
2020年 東京五輪を控えた〝今〟なのです!